2019/03/07

愛犬の一周忌。

愛犬が昨年の三月五日に亡くなった。十六歳だった。

そして三月七日に火葬がされた。

お寺へ行ってお題目をあげてもらった。

写真を立派な台にのせてくれた。

お焼香の煙が、ゆったりと上で舞っていた。

その最中に、愛犬のことを言ってくださった。とてもありがたくて、やっぱり泣いてしまった。

火葬のときの記憶が、正直悲しくもあった。

病気から解放されてもう軽くなれたんだね、という想いもあったが、その一方であの瞬間の記憶が悲しくもあった。

一年後、同じ頃の時間にお題目をあげていただいて、その悲しかった記憶が何だか和らいだ感じがする。

ほっとしたというか、安堵した。これでもう大丈夫なんだ、と。

雨はいまも静かに降っている。